コラム(5)~足湯イベントで感じる「癒しのボランティア」の意義

7月31日、最誓寺で足湯とお茶会イベントを開催いたしました。暑い季節なので、ぬるめのお湯につかっていただき、足湯を楽しんでいただきました。

足湯イベントを開催してきて感じるのは、「足を見せたくない」という理由から、足湯に入ることを躊躇する人が意外と多いことです。具体的には、「足を手術したことがあり、手術跡が汚いので靴下を脱ぎたくない」、もしくは「足がささくれているので人に見せたくない」という理由です。足ってふだん人に見せない部分であり、プライベートな部分なんです。

そう言う人も、足湯につかると「すごく気持ちいい。来てよかった!」とおっしゃり、お茶を飲みながら、自然と世間話をしてくれるものです。

先日、最誓寺で行ったイベントでは、最初は靴下を脱ぐことをためらっていた方に足湯につかっていただき、「雨戸の戸袋が壊れたままになっていて、とても不安」というお話をお聞きすることができました。自然な会話の中で生活の不安やお困りごとをお聞きするのも、団体の仕事であると考えております。特に今回、足湯を実施した最誓寺は、被害の多かった勝山地区から岩井袋地区へと向かう通りにあり、住民にとっては、被災の話が今でも「自分事である」ことを思い知らされました。

もちろん、当団体は参加者の安全と健康を第一に考えているので、足湯で使用したたらいは、熱湯消毒したあと、アルコールを吹きかけて乾燥させてから再使用しています。

足湯イベントは今後も継続していく予定です。足湯ボランティアに関心のある方も、ぜひご連絡ください。(記事執筆=清水多佳子)

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