台風15号の被災から約半年が経過する。3月30日、鋸南町社会福祉協議会で「ボランティアに感謝する会」が開催された。31日を区切りに、これまで鋸南町で常駐し活動してきたボランティア団体が一部撤退するため、町からボランティアに感謝の気持ちを伝えるのが目的だ。町長や社会福祉協議会の会長らが出席し、ボランティア団体に謝辞を述べた。「鋸南復興アクセラレーション」も参加した。
今回、一部撤退するボランティア団体は、ブルーシート張りを中心に屋根など高所作業にあたってきた「コミサポひろしま」。同団体が一部撤退するタイミングにあわせ、社会福祉協議会で活動するボランティア団体が会に参加した。

鋸南町社会福祉協議会の斎藤正会長は、「ボランティアのみなさまは貴重な存在で、勇気と元気をもらいました。心から敬意を表するとともに、感謝を申し上げます」と話した。また、白石治和町長は「人の手が多い方が早く復旧する。3月31日で一区切りではありますが、これからも町民と交流を深めて、親戚付き合いをしていたただきたい」と感謝の気持ちと同時に、交流人口として鋸南町とかかわってほしい気持ちを伝えた。
最後に、社会福祉協議会の副会長から「コミサポひろしま」の小玉幸浩氏に花束が渡された。
「コミサポひろしま」は今後、常駐はしないが支援活動は町内で続けていく。(記事執筆=清水多佳子) ※最初の記事では、「ピースボート災害支援センター」も3月31日で一部撤退するとお伝えしましたが、間違いでしたので2020年4月1日、訂正いたしました。